MENU

送信ボタンの前で30分。心臓がドキドキして指が止まるあなたへ。

〜その「言葉選び」は優しさの証拠。自分を責めるループを抜け出し、「型」のお守りで心を守る。〜

打っては消して、また打っては消して……。

たった数行のメッセージなのに、気づいたら30分経ってた。送信ボタンを押す瞬間、心臓がドキドキして息が詰まりそうになる。そんなこと、ありませんか。

「こんな言い方したら、生意気だと思われるかな」 「冷たい印象を与えて、不機嫌にさせちゃったらどうしよう」

相手の反応を頭の中でシミュレーションしながら、言葉のニュアンスを何度も何度も調整してしまう。でもそれって、あなたが不器用なんじゃないんです。相手の気持ちを誰よりも大切にして、職場の空気を守ろうとしているからこそ起きること。それはあなたの、深い優しさの証拠なんです。

今日は、「完璧な文章を送らなきゃ」という苦しいプレッシャーから、あなたの心を守るための小さな考え方をお伝えしますね。

目次

それは、脳があなたを守るための「警報アラーム」なんです

送信前に「悪く思われるかも」って反射的に不安になる、あの感覚。そのとき、あなたの心には何の落ち度もないんです。

心理学的にも、私たちが感じる苦しさって、出来事そのものじゃなくて、それを「どう受け取るか」によって変わってくると言われているんですよね。私たちの脳って、まだ起きていない未来のことをネガティブに先読みしたり、「相手が自分を悪く思っているかも」って勝手に決めつけたりする防衛本能を持っているんです。

相手の反応を先回りして気にしすぎてしまうのは、あなたが弱いんじゃなくて、脳が「これ以上傷つかないように!」って過剰にアラームを鳴らしてしまっている状態なんです。

「また悩みすぎて時間を無駄にしてしまった」って自分を責めなくていいです。「あ、脳が私を守ろうとしてくれてるんだな」って、その感覚をそっと受け止めてあげるだけでいい。それだけで、自分を責めるぐるぐるが少しずつほどけていきますから。

相手はただ、「情報」という別のルールで受け取っているだけ

そもそも、あなたがあんなに悩み抜いて送ったメッセージを、相手はどう受け取っているんでしょう。

実は、自分とはまったく違う「コミュニケーションの常識」を持って生きている人って、世の中に結構いるんです。正確さや結果を何より大事にするタイプの人にとって、仕事のチャットって「感情をやり取りする場所」じゃなくて、「必要な情報を確認するための手段」でしかないんですよね。

そういう人たちがメッセージを読むとき、あなたの言葉の裏にある「微妙なニュアンス」や「気遣いの度合い」をじっくり読み解こうとはしていないんです。ただ「事実を確認したい」「結果を把握したい」、それだけなんです。

「一言一句完璧にしなきゃ」というプレッシャーが、少し軽くなりませんか。

「型」を使うだけで、心は少し守られます

相手の背景が少し見えてきたら、次はあなた自身を守る番です。

「あの人は行間の感情を読んでいるんじゃなくて、ただ情報を求めているだけかもしれない」という見方は、あなたを縛り付けていたプレッシャーをほぐしてくれる、もうひとつの選択肢になります。

「じゃあ明日から気遣いをやめて、事務的な文章だけ送りましょう」なんて言いません。自分の思いやりのスタイルを無理に捨てるのって、しんどいですよね。今は書き方を変えなくて全然大丈夫です。

ただ、もし少しだけ心に余裕がある日があれば、これだけ試してみてください。

  • 「目的・結論・理由」という決まった型に、言葉をそっと置いてみる
  • 気遣いや感情は、最後の「よろしくお願いします」の1行だけにおまかせしてみる

それだけで、相手は欲しい情報をすんなり受け取れるし、あなた自身の「何度も書き直す消耗」も少しずつ減っていくかもしれません。

でも、心が疲れているときは、無理に型を使わなくていいんです。明日も、送信ボタンを急いで押そうとしなくていい。あなたのペースで、できる範囲でやっていきましょう。

画面を閉じたら、ゆっくり深呼吸して。今夜は安心して眠ってくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

目次