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「サボっていると思われているかもしれない」その不安、一人で抱えていませんか

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「見られていない」ことが、なぜこんなに不安なのでしょうか

「今、何をしているか分かりますか?」上司からのそんな一言に、心臓がきゅっと縮むような感覚を覚えたことはありませんか。

在宅で仕事をしていると、周りに人がいないぶん、誰にも見られていない安心感があるはずなのに、なぜか逆に「サボっていると思われていないだろうか」という不安がつきまとう。チャットの返信が少し遅れただけで、「今、離席していると思われたかもしれない」と、必要以上にそわそわしてしまう。会議中でもないのに、マウスを少し動かさなかっただけで「離席中」と表示されるのが気になって、トイレに立つ前にまでチャットのステータスを確認してしまう。そんな経験がある方もいるかもしれません。

その不安は、あなたが後ろめたいことをしているからではありません。むしろ、真面目に仕事へ向き合おうとしているからこそ、生まれてくる感覚なのだと思います。

実は私自身も、在宅勤務が中心だった時期、パソコンの前を少し離れるだけで「サボっていると思われたかもしれない」と気になって、トイレに行くのも急いで戻っていたことがありました。会議の合間の短い休憩でさえ、席を立つことに抵抗を感じて、結局画面の前に座ったまま過ごしていたこともあります。休憩にコーヒーを淹れるだけのことにまで、罪悪感を覚えていた時期もありました。

その不安の正体、少しだけ確かめてみませんか

チャットの返信が少し遅れただけで、「サボっていると思われたかもしれない」と感じてしまう。既読がついているのに反応がないと、「呆れられたのかもしれない」と不安になる。そんな風に、相手の心の中を勝手に決めつけてしまうことがあります。

でも、少し立ち止まって考えてみると、相手が本当に「サボっている」と思っているという証拠は、実はそれほど多くないのかもしれません。ただ会議中だっただけかもしれませんし、他の仕事に集中していて、あなたのことを気にする余裕すらなかっただけかもしれません。

また、一度だけ上司から進捗を確認する連絡が来ただけで、「いつも疑われているんだ」と、その一回のことを、まるでずっと続いている出来事のように感じてしまうこともあります。でも、進捗確認は本来、誰に対しても定期的に行われる、ごく普通のやり取りであることも多いのです。

これは、あなたが疑い深いから、ということではありません。人の姿が見えない状況では、脳はどうしても悪い方の可能性を先に想像してしまいやすいと言われています。相手の表情や声のトーンといった情報が少ないぶん、不安な想像でその空白を埋めようとしてしまうのは、自然な仕組みのようなものなのかもしれません。

静かな画面の向こうにも、それぞれの理由があります

出社しているメンバーが、あなたに対して疑いの目を向けているように感じることもあるかもしれません。でも、それは悪意からくるものではなく、単に「大事にしているものの違い」であることが多いようです。実際にその場で頑張っている姿を見ることで安心する人もいれば、結果さえ出ていればプロセスは気にしない人もいます。出社しているメンバーは前者のタイプで、目に見える形での頑張りを大事にしているだけ、ということもあるかもしれません。もしかすると、その上司自身も、かつて姿が見えないことで正当に評価されなかった経験があり、「見えること」に安心を感じやすくなっているのかもしれません。

もし、少しだけ試してみたい気持ちがあれば、朝の一言で「今日はこの作業を進めます」と、その日にやることを短く共有してみる、という方法もあります。監視されているようで嫌だと感じるかもしれませんが、これは「見せるため」ではなく、周りの人が安心するための、小さな橋渡しのようなものです。共有する内容は、箇条書きで2〜3行程度で十分です。

もうひとつ、席を外すときに「少し離れます」とチャットに一言残しておく、という方法もあります。理由まで細かく説明する必要はありません。「10分ほど離れます」の一言だけでも、周りの人にとっては十分な情報になります。逆に、こちらから何も伝えないでいると、相手はますます想像で埋めるしかなくなってしまう、ということもあるのです。

もちろん、今はまだそのタイミングではないと感じるなら、無理に動かなくても大丈夫です。何も行動を変えなくても、「不安になるのは自然なことなんだ」と知っておくだけで、少し心が軽くなることもあります。

今日は、その不安をそっと横に置いてみませんか

姿が見えないところで働くことは、それだけで既に、責められるようなことではありません。ただ、見えないからこそ生まれる不安と、静かに付き合っているだけなのだと思います。画面の向こうにいる人たちも、実はそれぞれの立場で、同じように何かを気にしながら働いているのかもしれません。

明日も、無理せず、あなたのペースで大丈夫です。今日はその不安をそっと横に置いて、ゆっくり休んでくださいね。

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この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

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