MENU

【自己嫌悪】後輩に冷たくしてしまった…寝不足で人に優しくできなくなった時の対処法

寝不足の翌日、いつもなら気にならない一言に、つい素っ気なく返してしまった。そんな自分への戸惑いに、少しでも寄り添えたらと思って書きました。

目次

その素っ気なさ、自分でも驚いていませんか

後輩から相談を持ちかけられた時、いつもならもう少し丁寧に聞けたはずなのに、その日に限って「あとで」とだけ返して、後輩の表情が少し曇ったのに気づいた。そんな経験はありませんか。

こんな瞬間に、心当たりはありませんか。

– 寝不足の朝、家族からの何気ない一言に、いつもより強い口調で返してしまう

– 会議で誰かの意見に、じっくり耳を傾ける余裕がなく、上の空で相槌を打ってしまう

– 後から「なんであんな言い方をしたんだろう」と、一人反省会をしてしまう

普段の自分なら絶対にしないような、素っ気ない態度。それを自分でしてしまったことに、一番驚いているのは自分自身かもしれません。「自分はこんなに冷たい人間だっただろうか」と、帰り道にずっと考え続けてしまう方もいるかもしれません。一度そう思い始めると、過去の些細なやり取りまで思い出して、「あの時も冷たかったのでは」と、次々に掘り返してしまうこともあります。

それは、あなたの性格が悪くなった、ということではありません。むしろ、普段は人に優しくあろうと、それだけ意識してきたからこそ、その落差に気づいて苦しくなるのだと思います。

実は私自身も、繁忙期で睡眠時間が削られていたある週、木曜の夕方、後輩から相談されたことに「今忙しいから、また今度」とだけ返してしまったことがあります。いつもの自分なら、手を止めてでも話を聞いていたはずなのに、その時はそれすらできませんでした。帰りの電車で、後輩の少し戸惑ったような表情を思い出し、座席に座りながら小さくため息をついたのを覚えています。その週末、久しぶりにたっぷり眠った翌日、なぜあんな言い方をしてしまったのか、自分でも不思議に思うくらい、後輩の相談にちゃんと向き合いたい気持ちが戻っていました。

「自分は冷たい人間になった」その決めつけ、本当でしょうか

「あんな態度を取ってしまうなんて、自分は根っから冷たい人間なんだ」と、疲れによる一時的な反応を、自分の人格そのものの問題であるかのように感じてしまうことがあります。

でも、本当にそう言い切れるだけの根拠があるでしょうか。普段のあなたがどれだけ周りに気を配ってきたか、その積み重ねの方が、実際にはずっと多いはずです。

もうひとつ、「一度素っ気なくしてしまったから、この先もずっと同じように冷たく接してしまうんだ」と、その日だけの出来事を、この先も続く自分の姿のように感じてしまうこともあります。でも、それは今、心と体に余裕がなかった、その瞬間だけのことかもしれません。十分に眠れた日の自分を思い出してみれば、そのギャップにきっと気づけるはずです。

例えば、周囲から自分がどう見られているかを、人一倍気にかけやすいタイプの方ほど、一度の素っ気ない態度で「冷たい人だと思われたかもしれない」と、強い自己嫌悪に陥りやすいのかもしれません。人一倍、相手の気持ちを大切にしてきたからこそ、その反動も大きくなってしまうのだと思います。

これは、あなたの心が冷たくなったからではありません。睡眠が足りていない時、脳の中でも特に、他人の気持ちを想像したり、感情の反応をコントロールしたりする部分の働きが、一時的に鈍くなると言われています。優しくしたい気持ちがあっても、それを行動に移すための余力が、単純に足りていないだけなのだと思います。

普段は自然にできている「相手の立場に立って考える」という作業には、実はかなりの集中力が必要です。疲れている時ほど、その集中力を捻出することそのものが難しくなる。それは、あなたの思いやりが消えたわけではなく、思いやりを発揮するための土台が、一時的に弱っているだけなのだと思います。

体力に限りがあるのと同じように、人に優しくできる余力にも、その日ごとの限りがあります。疲れている日は、その余力そのものが目減りしているだけであって、あなたの心の性質が変わったわけではないのだと思います。

相手も、あなたの疲れに気づいているかもしれません

素っ気ない態度を取ってしまった相手も、あなたのことを冷たい人だと決めつけているとは限りません。普段のあなたを知っている人ほど、「今日はいつもと様子が違うな」と、疲れのサインとして受け止めてくれていることも多いのです。

一度の素っ気ない対応だけで、これまで積み重ねてきた信頼関係が崩れてしまうことは、まずありません。人は、相手の普段の姿もちゃんと覚えているものだと思います。誰にでも調子の悪い日はある、と大目に見てくれる人の方が、実際には多いのではないでしょうか。

もし、少しだけ試してみたい気持ちがあれば、余裕がない時ほど、「今ちょっとバタバタしてて、後でゆっくり聞かせて」と、一言だけ添えてみる、という方法もあります。そっけなさをそのまま伝えるのではなく、理由を一言添えるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。無理に丁寧な対応をしようとしなくても、この一言があるだけで十分なことがほとんどです。

もうひとつ、その日のうちに、「さっきは余裕がなくてごめんね」と、短く伝え直してみる、という方法もあります。関係を修復するのに、長い説明は必要ありません。一言で十分なことがほとんどです。時間が経ってからでも、思い出した時に伝えれば、それで十分伝わります。

もちろん、今はまだ、そこまで動く気持ちになれないなら、無理に動かなくても大丈夫です。何も行動を変えなくても、「これは自分の性格ではなく、疲れのせいなんだ」と知っておくだけで、少し心が軽くなることもあります。

今夜は、その自己嫌悪より先に、体を休めてみませんか

素っ気なくしてしまった自分を責めてしまうのは、それだけ普段のあなたが、人に優しくあろうとしている証なのだと思います。何も気にしない人であれば、そもそも自己嫌悪すら生まれないはずです。

優しさは、気合いだけでは保てないものです。まずは、あなた自身の体を休ませてあげることが、巡り巡って、また誰かに優しくできる自分に戻る近道なのだと思います。自分を後回しにしてまで人に優しくしようとしなくても、大丈夫です。

明日も、無理せず、あなたのペースで大丈夫です。今夜はその自己嫌悪より先に、まず体を休めて、ゆっくり眠ってくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

目次