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「なんとなく体が重い」その疲れ、見て見ぬふりをしていませんか

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その重だるさ、まだ引きずっていませんか

朝、目覚まし時計が鳴る前から、なんとなく体が重い。起き上がるまでにいつもより一呼吸多くかかる。そんな朝を、もう何日も繰り返していませんか。

こんな瞬間に、心当たりはありませんか。

– 十分眠ったつもりなのに、午後になると急にまぶたが重くなる

– 休日にまとめて眠っても、月曜の朝にはまた同じ重さが戻ってくる

– 「大きな病気ではないから」と、体の重さを我慢して、そのまま放っておいている

眠れていないわけではない。倒れるほど辛いわけでもない。ただ、じわじわとした重さだけが、毎日少しずつ積み重なっていく。そんな、誰にも説明しづらい疲れを、一人で抱えている方もいるかもしれません。数字にできるような不調ではないからこそ、余計に誰にも言い出せずにいるのだと思います。「ただの寝不足でしょう」と自分でも軽く扱ってしまい、病院に行くほどでもないと、そのままにしてしまうこともあります。

それは、あなたが体力不足だから、ということではありません。むしろ、多少の無理を重ねてでも、日々の役割をきちんと果たそうとしてきた証なのだと思います。その真面目さがあるからこそ、眠る時間を後回しにしてまで、目の前のことを優先してきたのかもしれません。

実は私自身も、以前、毎日の睡眠時間を6時間ほどに削って働いていた時期がありました。夜遅くまで持ち帰った仕事を片付け、朝はアラームを何度も止めながら、重い体を引きずるようにして起きていました。その頃は「これくらい普通だ」と思っていたのですが、ある週末、特に予定もないのに13時間近く眠り続けてしまったことがあります。目が覚めた瞬間、自分がどれだけ眠りを削っていたのか、初めて実感が追いついてきました。あの時の、体の芯からほどけていくような感覚は、今でもよく覚えています。

「みんな平気なのに、自分だけ」その決めつけ、本当でしょうか

周りの同僚が「4時間しか寝てないけど平気」と話しているのを聞くと、「自分だけ人より多く眠らないと動けない、弱い体なんだ」と、自分に厳しいルールを課してしまうことがあります。

でも、必要な睡眠の長さには、もともと個人差があります。少ない睡眠でも元気に見える人がいる一方で、七時間、八時間眠って、ようやく本来の調子が戻るという人もいます。それは優劣の差ではなく、単なる体質の違いなのだと思います。本当にそう言い切れるほど、周りの人たちの内側まで、あなたは見えているでしょうか。平気そうに見えている人も、実際にはただ我慢の仕方が上手なだけ、ということもあるはずです。

もうひとつ、「一日だけ寝不足でも乗り切れたのだから、この生活を続けても大丈夫なはずだ」と、たった一度の乗り切りを、この先もずっと続けられる根拠のように感じてしまうこともあります。でも、その日その日をなんとか乗り切れることと、その状態を積み重ねても平気であることは、実は別の話なのかもしれません。

これは、あなたの根性が足りないからではありません。睡眠が足りない状態が続くと、脳は「そろそろ休んでほしい」という信号を、体の重さや気力の低下という形で、静かに送り続けると言われています。それは怠けではなく、体を守るための、ごく自然な仕組みなのだと思います。

職場では、睡眠時間を削ってでも働くことが、まるで頑張りの証のように語られてしまうこともあります。「あまり寝ていない」という話が、忙しさをアピールする自慢話のように交わされる場面を、見たことがある方もいるかもしれません。そんな空気の中にいると、きちんと眠ることの方が、なんだか怠けているように感じられてしまうこともあるのだと思います。

数字で見ても、理想とされる七〜八時間の睡眠が取れていない人は、決して少なくないと言われています。声に出して困っている人が少ないだけで、同じ重さを抱えている人は、あなたの周りにも、きっと多くいるはずです。

その疲れ、あなただけが抱えているわけではないかもしれません

「自分だけ弱いのかもしれない」と感じてしまう時、実は同じように無理を重ねている人が、ただ表に出していないだけ、ということが多いのです。元気そうに見える同僚も、家に帰った途端に、あなたと同じようにソファに沈み込んでいるかもしれません。休憩室での「大丈夫」という一言も、その人なりの、精一杯の受け答えなのかもしれません。

疲れを我慢することは、美徳のように語られることもあります。でも、我慢できることと、我慢しなくていいことは、本来別のものです。静かに積み重なった疲れは、ある日突然、大きな不調として表に出てくることもあると言われています。今の重だるさは、体が発している、まだ間に合ううちのサインなのかもしれません。

もし、少しだけ試してみたい気持ちがあれば、いつもより30分だけ、眠る時間を早めてみる、という方法もあります。寝る前のスマートフォンを少し早めに手放すだけでもいいのかもしれません。大きく生活を変えなくても、その30分の積み重ねが、数週間後には違いとして感じられることがあります。

もうひとつ、休日の予定を一つだけ減らして、何もしない時間を作ってみる、という方法もあります。眠ることだけでなく、ただぼんやり過ごす時間そのものが、心と体を緩めてくれることがあります。予定を詰め込むことだけが、休日の正しい過ごし方ではないのだと思います。

もちろん、今はまだ生活を変える余裕がないなら、無理に変えなくても大丈夫です。何も行動を変えなくても、「この重さには、ちゃんとした理由があるんだ」と知っておくだけで、少し心が軽くなることもあります。疲れている自分を、責めなくていいのです。眠る時間を削ってでも頑張ってきた自分を、まずは労ってあげてもいいのだと思います。

今夜は、その重さを少しだけ下ろしてみませんか

なんとなく体が重いと感じるのは、あなたが弱いからではなく、それだけ日々を一生懸命に過ごしてきた証なのだと思います。

「本当に変わるのだろうか」と、半信半疑な気持ちもあるかもしれません。その重さは、今すぐ消えなくても大丈夫です。少しずつ、眠りを取り戻していけば、体はきっと応えてくれます。焦らなくても、少しずつで十分です。無理に元気になろうとしなくても、まずは重さに気づいてあげることが、最初の一歩なのだと思います。

明日も、無理せず、あなたのペースで大丈夫です。今夜はその重さを少しだけ下ろして、いつもより早く布団に入ってみてくださいね。

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この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

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