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「自分だけ、知らないうちに話が進んでいた」その焦り、抱えていませんか

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その置いてけぼり感、出社していない日ほど強くなっていませんか

チャットのログをどれだけ遡っても、なぜその結論に至ったのかが分からない。資料だけが共有されて、議論の過程がまるで見えない。そんな経験をしたことはありませんか。

こんな瞬間に、心当たりはありませんか。

– 在宅勤務の日に限って、プロジェクトの方向性が大きく変わっていたと、後から知らされる

– 会議の議事録には結論しか書かれておらず、なぜそうなったのか、空気感がまったく分からない

– 出社日が少ない週ほど、自分だけ取り残されているような焦りが強くなる

自分が選んだ働き方のはずなのに、大事な情報からいつも一歩遅れているような感覚がある。それなのに「テレワークを選んだのは自分だから」と、その焦りすら口に出せずにいる方もいるかもしれません。相談したくても、我慢が足りないだけだと思われそうで、言い出せないこともあります。通勤がなくて楽になったはずなのに、その分、心のどこかがずっと落ち着かない。そんな引き換えのような感覚を、うまく言葉にできずにいる方もいるかもしれません。

それは、あなたの働き方の選択が間違っていた、ということではありません。むしろ、仕事にきちんと関わり続けたいという思いが強いからこそ、感じてしまう焦りなのだと思います。

実は私自身も、テレワーク中心で働いていた時期、担当していたプロジェクトの進め方が大きく変わったことがありました。ある水曜日の朝、いつも通りパソコンを開くと、見覚えのない仕様変更の資料がメールで届いていて、何が起きたのか分からず戸惑ったのを覚えています。出社していたメンバーだけの打ち合わせで方向性が決まり、私のもとには結論だけがまとめられた資料が届きました。「なぜこの結論になったのか、経緯を教えてほしい」と聞いても、「その場の空気で自然にそうなった」としか説明されず、もやもやした気持ちを抱えたまま、その日の仕事を続けたのを覚えています。画面の向こうで、自分の知らない会話がいくつも交わされていたことを想像すると、じわじわと不安が広がっていきました。

「もう求められていないんだ」その決めつけ、本当でしょうか

会議の輪から離れていると、「自分の意見は、もう求められていないんだ」と、相手の気持ちを勝手に決めつけてしまうことがあります。

でも、本当にそう言い切れるだけの根拠があるでしょうか。単に、その場にいた人たちだけで、話がその場のノリで進んでしまっただけ、ということも多いのです。

もうひとつ、「テレワークを選んだせいで、この先ずっとキャリアで不利になる」と、今の一時的な状況を、この先もずっと続く未来のように感じてしまうこともあります。でも、それは今の職場の情報共有の仕方の問題であって、あなたの働き方の選択そのものが間違っていた証拠ではないはずです。情報共有の仕組みは、今後、職場側の工夫次第で変わっていく可能性も十分にあります。

これは、あなたが過敏だからではありません。人は、自分が知らないところで物事が進んでいると感じると、そこに悪い意味を見出しやすくなると言われています。情報が見えないことそのものが、不安を大きくしてしまう原因なのだと思います。

出社の頻度が少なくなるほど、目に入る情報の量そのものが減っていきます。それは能力や評価の差ではなく、単純に、物理的に接する情報の量が違うというだけの話なのだと思います。焦りが強くなるのは、あなたが特別に不安定だからではなく、置かれている環境の性質によるものなのです。

言い換えれば、出社日が多いか少ないかという「量」の差が、そのまま不安の強さに比例しているだけであって、そこにあなたの評価や信頼の差が反映されているわけではないのだと思います。

相手も、悪気があって共有していないわけではないかもしれません

出社しているメンバーも、あなたを意図的に情報から遠ざけようとしているわけではないことがほとんどです。その場にいる人たちだけで会話が完結してしまうのは、共有する手間を惜しんでいるというより、単に「言わなくても伝わっている」と思い込んでいるだけ、ということが多いのです。

対面で決まったことを、改めて言葉にして共有するという一手間を、忘れてしまっているだけかもしれません。あなたが感じている疎外感を、相手はまだ想像できていないのだと思います。出社しているメンバー同士では、目配せや相槌だけで通じ合えてしまう分、それを言葉にする必要性そのものに、気づきにくいのかもしれません。

もし、少しだけ試してみたい気持ちがあれば、「大事な決定があった時は、簡単でいいので背景も含めて共有してもらえますか」と、一度だけ具体的にお願いしてみる、という方法もあります。責めるためではなく、追いつくための一言です。

もうひとつ、定期的な1on1の場で、「最近の状況を簡単に整理させてください」と、自分から確認する時間を作ってみる、という方法もあります。受け身で待つよりも、自分から尋ねる方が、案外情報は集まりやすいことがあります。毎回でなくても、月に一度だけでも、その時間を確保できると、置いていかれている感覚は少し和らぐかもしれません。

もちろん、今はまだ働きかける気持ちになれないなら、無理に動かなくても大丈夫です。何も行動を変えなくても、「これは自分のせいではなく、仕組みの問題なんだ」と知っておくだけで、少し心が軽くなることもあります。

今夜は、その焦りを少しだけ横に置いてみませんか

知らないうちに話が進んでいたと感じる焦りは、あなたが仕事にきちんと向き合おうとしている証なのだと思います。関心がなければ、そもそもここまで気にしたりはしないはずです。

情報から一歩遅れることがあっても、それがあなたの価値を決めるわけではありません。伝わっていない部分は、これから少しずつ埋めていけば大丈夫です。焦って全部を追いかけようとしなくても、必要なところから少しずつで十分です。

明日も、無理せず、あなたのペースで大丈夫です。今夜はその焦りを少しだけ横に置いて、ゆっくり休んでくださいね。

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この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

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