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「既読なのに、返事が来ない」その不安、抱えていませんか

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その既読、まだ気になっていませんか

送ったメッセージに既読マークがついているのに、なかなか返信が来ない。その数分、数時間が、やけに長く感じられる。そんな経験をしたことはありませんか。

こんな瞬間に、心当たりはありませんか。

– 既読はついているのに、返信だけがずっと来ない

– 「了解です。」と、句点ひとつだけの返信に、怒っているのではと身構えてしまう

– スタンプだけの素っ気ない返事に、何か気に障ることを言ってしまったのかと、何度も文面を読み返してしまう

一文字も情報がないところから、悪い想像ばかりが広がっていく。そんな時間を、誰にも言えずに一人で過ごしている方もいるかもしれません。返信を待つ数十分が、実際の時間よりずっと長く感じられることもあります。

それは、あなたが考えすぎだから、ということではありません。文字だけのやり取りは、本来なら顔の表情や声のトーンから読み取れるはずの情報が、まるごと抜け落ちています。その空白を、不安な気持ちがどうしても埋めようとしてしまうのは、とても自然なことなのだと思います。相手を大切に思っているからこそ、その反応の変化に敏感になってしまうのかもしれません。

実は私自身も、上司に送った確認のメッセージに既読がついたまま、半日近く返信が来なかったことがあります。「何か気に障ることを書いてしまったのだろうか」と、送った文面を何度も読み返しては、少し落ち込んでいました。結局、後で聞くと、ただ会議が立て込んでいて、返信を忘れていただけだったのですが、その半日は、ずっと胸のあたりがざわざわしていたのを覚えています。

「怒っているに違いない」その決めつけ、本当でしょうか

返信が素っ気なかったり遅かったりすると、「怒っているに違いない」「呆れられたのかもしれない」と、相手の気持ちを勝手に決めつけてしまうことがあります。

でも、本当にそう言い切れるだけの根拠は、実はどこにもないのかもしれません。相手の頭の中を、実際に覗くことはできないからです。「。」ひとつの返信も、単に急いでいただけかもしれませんし、スタンプだけの返事も、その人なりの返し方の癖なのかもしれません。

これは、あなたが繊細すぎるからではありません。人は、情報が足りない場面に置かれると、脳がその空白を、無意識のうちに悪い方向で埋めようとすると言われています。特に不安を感じやすい状態の時ほど、その傾向は強くなるのかもしれません。相手の表情も声も見えないチャットは、まさにその空白だらけの状態なのだと思います。

一度、返信が遅かっただけで、「この人はいつも自分を軽く扱っているんだ」と、広げて考えてしまうこともあります。でも、それはたった一度の出来事から、相手との関係全体を判断してしまっているだけなのかもしれません。落ち着いて振り返れば、普段はきちんと返信をくれている、ということの方が多いはずです。

相手も、ただ余裕がないだけかもしれません

返信が遅い人、素っ気ない人にも、それぞれの事情や癖があります。すぐに返さないと気が済まない人もいれば、じっくり考えてから返したい人もいます。既読をつけたらすぐ返さなければと感じる人もいれば、既読はただ「見た」という印にすぎないと捉えている人もいます。同じ既読でも、そこに込めている意味は、人によってまったく違うのです。

あなたが今、返信を待ちながら不安になっているのと同じように、相手もまた、忙しさに追われて、返信のことをすっかり忘れているだけ、ということも少なくありません。相手はあなたを軽んじているのではなく、単に今、余裕がないだけなのかもしれません。

もしかすると、相手の方も、「早く返信しなければ」と気にしながら、目の前の業務に追われて手が回っていないだけかもしれません。あなたが感じている焦りに近いものを、相手も別の形で抱えている可能性は、十分にあります。

だからといって、あなたが感じている不安が、間違っているということにはなりません。ただ、その不安の理由が、必ずしも「相手があなたに向けている感情」とは限らない、ということは、知っておいてもいいのかもしれません。相手の沈黙の意味を、こちらが一方的に決めてしまわなくても大丈夫です。

もし、少しだけ試してみたい気持ちがあれば、不安なままにせず、「お忙しいところすみません、大丈夫でしょうか」と、一言だけ添えて聞いてみる、という方法もあります。相手の状況を直接尋ねてしまう方が、一人で悪い想像を膨らませ続けるよりも、案外気持ちが楽になることがあります。

もうひとつ、大事な話ほど、文字だけに頼らず、声や対面で伝えるようにする、という方法もあります。表情や声のトーンが伝わるだけで、誤解の余地はぐっと小さくなります。

もちろん、今はまだ確認する気持ちになれないなら、無理に聞かなくても大丈夫です。何も行動を変えなくても、「これは文字だけのやり取りだからこそ生まれる不安なんだ」と知っておくだけで、少し心が軽くなることもあります。

今夜は、その既読を追いかけるのをやめてみませんか

既読のあとの沈黙に不安を感じるのは、あなたが相手のことを、それだけ大切に思っているからこそ、なのだと思います。

その不安は、あなたの受け止め方が間違っているからではなく、文字だけのやり取りが持つ、避けられない性質のようなものです。焦らず、返信が来るのを待っていて大丈夫です。

返信が来たとき、思っていたよりずっと普通の内容だった、ということも、きっと少なくないはずです。その時はまた、少しだけ肩の力を抜いてあげてくださいね。

明日も、無理せず、あなたのペースで大丈夫です。今夜はその既読を追いかけるのをやめて、ゆっくり休んでくださいね。

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この記事を書いた人

実は昔の私は、めちゃくちゃ扱いにくいタイプだったんです。

「自分の考えが正しい」「結果さえ出せば多少言葉が足りなくてもいい」って本気で思っていて、人の気持ちに鈍感なまま仕事をしていました。

「人を使う」ことと「人を動かす」ことの違いすら気づかずに。当然、職場の人間関係で大きな壁にぶつかりました。
そのとき初めて、自分が誰かを傷つけていたかもしれないと気づいたんです。

その挫折をきっかけに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、「傾聴」というものを本当の意味で知りました。

でも学べば学ぶほど、聴くだけでは人の心を守りきれない場面があると痛感して。それからメンタルヘルスや行動特性についても、できる限り深く学んできました。

今は企業内キャリアコンサルタントとして、毎日いろんな方の悩みと向き合っています。

人の心の中を完全に読むことは、誰にもできません。
でも「行動特性」を知ることで、自分を守ったり、他者とちょうどいい距離を取ったりすることは、ちゃんとできるようになります。

かつて、相手の気持ちなんてお構いなしに「正論」だけをぶつけ続けていた側の人間だからこそ伝えられることがある。

そう信じて、人間関係に疲れたあなたの心が少しでも軽くなるお手伝いをしたいと思っています。

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